ウィリアム・スペンサーと申します。
当家にてバトラーを勤めさせていただいております。
日本の皆様には『執事』と申し上げた方が、馴染み深いのではないでしょうか?
さて、お嬢様から皆で日記を綴るように命じられ、早一週間。
皆様はどの様な印象を持たれましたか?
とは言え、まだ始めたばかりとあって、内容は主にお茶会へのお誘いが目に付きますね。
これからお茶会に向け、皆ネタにつまっ…………ゴホン!
失礼しました。
気持ちもほぐれてくるでしょうから、今現在皆が一様に同じようなことを綴っていることには、どうかご容赦ください。
きっと近い内に、皆の化けの皮………………ゲフン!
失礼。
皆の意外な一面が垣間見えると思いますよ。
この日記を読んでお茶会においでになれば、よりお楽しみいただけるに違いありません。
さて、私で一周回ったようですね。
それでは、この日記帳をお嬢様にお届けするといたしましょう。