バックストーリー

キャロラインから手渡された紙を読み進めるうちに、ウィリアムの表情がやや険しくなっていく。
「お嬢様、これは……」
「何?みんなのお休みについてじゃない。実家に帰ってもいいし、私と一緒に来てもいいし、みんなに選んでもらってよ」
「い、いえ、それではなくて……その後の……」
「ああ、いつもの仕立て屋に連絡しておいてちょうだい。田舎の仕立て屋なのに、なかなかの腕よね。期待できるわ」
「あ、ですから、それは……」
「あら?由緒正しい夜会じゃない。それとも、なぁに?私が夜会を開くのはオカシイって言いたいの?」
「おかしいとは申しませんが……」
「だったら問題ないわね。私は社交界デビューもしてる立派なレディよ!サロンの女主人だって出来るんだから、
どうってことないわ」

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