バックストーリー

「…………かしこまりました。みな、驚くでしょうし、心の準備も必要かと……」
「また心の準備?みんなで楽しく遊ぶことに、心の準備なんていらないわ!」
「楽しい、ですか……」
「何よ、不服そうね?楽しくないの?」
「いえ、楽しいです。…………恐らくは。特にお嬢様は」
「早く年が明けないかなぁ。楽しみね!」
「はい……そうですね。伯爵閣下に、手紙を出しておきます」
「うん。お願いね!その他のことも、イロイロと」
「……かしこまりました」
一礼をして部屋を退出したウィリアムの顔色が少々冴えなかったのは、決して屋内の灯の問題ではないようだ。
そして、部屋を出た後、多忙な年末年始を思い、ふらりと壁に凭れ込んでしまったことは、幸い他のサーヴァント達に
見られることはなかった。

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